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改革のイズムは?

2013年1月発行の「伊勢じゃーなる」掲載記事より

これって、改革の“揺れ戻し”?

「会派に持ち帰るのはやめろ!」。わたしは、いま、議会に怒っています。

“議会の中の議会”と言われているのが議会運営委員会(議運)。議案の提出や会期等の日程、質問時間の割り当て等々、議会運営に関するさまざまを決めていく権限を有することから、議会活動上、きわめて重要な機関です。それゆえ、議会運営委員長というポストは、議長経験者など議会内有力者に割り当てられることが多く、会派間の密室外交で決まっていきます。わたしのように会派に入らない議員は、委員にすらなることができません。

 その議運。議員になった10年前は発言が認められず、発言したければ「会派に入るか、会派を作れ」などといった、ルール無視の理屈がまかり通っていました。それに対し、いまは、「委員外(いいんがい)議員の発言」という会議規則をタテに、発言権を確保。必要なときには発言許可を得て発言を求めています。こんな肩身の狭い議運の場ですが、この時ばかりは大声で吠えました。

議論もせず、「重要ではない」とは言わせない。

 昨年(2012年)11月1日施行の松阪市議会基本条例。「市政にとって重要な課題」について議員間の合意形成を図るための政策討論会の開催を規定しました。わたしたち少数の議員で、「歯と口腔の健康条例」を提案する準備を進めており、他の議員にも議論に参加してもらおうと、政策討論会開催手続きのため議運に諮ってもらいました。
しかし、議運は、政策討論会開催の段取りを協議する、たんなる、“通過儀礼”の場と思っていたのは大きな油断でした。なんと、議運の長老議員から、政策討論会は「市政にとって重要な課題」が対象。これが「『重要な課題』かどうかを判断すべき」との声が上がったのです。あろうことか、議運はその場で議論はやめ、会派に持ち帰って協議する、というのです。

会派間の調整でよくある手ですが、会派という密室に持ち帰られれば、ろくな議論は期待できません。密室ではだれか声の大きい議員の、「そんなもん(条例)要らんわ」の鶴の一声で、政策討論会不要の結論が出るかもしれないのです。
 で、会派に持ち帰った結果はーー。次の議運で明らかになりました。案の定、その結果は「市政に重要ではないので不要である」などとした会派がほとんど。全議員の3分の1が所属する最大会派は、「会派内の議員の意見は、『重要でない』ので政策討論会は不要ということでした。理由までは聞きませんでした」と議運で報告しました。

「歯と口腔の健康条例」の中味がどのようなものであるのかもわかっていないのに、「重要でない」とか「不要」と判断するなんて。政重要度の判断材料がないからこそ政策討論会での議論を通し、その政策共通の認識を深め、より良い政策づくりをしていくことを目的としているはずです。その政策討論会の道を閉ざすなんてーー。

改革のイズムは浸透していなかった。

 わたしは、ぶちキレました。

 「議員同士が議論し合って活発に政策立案していこうと議会基本条例に政策討論会を位置付けたんじゃないか。市の法律である条例案として出す案件である以上、重要でないわけがない。市民の生涯にわたる健康を維持するための内容を持つ条例です。歯科医師会や、保育園などの現場でも聴き取りをして内容をまとめてきたものです。その中味の把握もしていないのに、初めから重要でないと決めつけるような事前検閲は許されない。条例案の検討が重要でないというなら、いったいどんな案件だったら重要だというのか、示せるなら示してほしい」。
委員外議員の発言に対する回答はなく、もう一度、会派に持ち帰るという結論に。
再び会派に持ち帰ってどのような前進があるというのだろうか。わたしたちが目を光らせている公開の場で議論をするのが議運メンバーの責任というものだろう。
これって、改革の“揺れ戻し”? それとも、議会改革のイズムは何も浸透していいなかったの? 2年以上、議会改革に全力で取り組んできましたが、条文は作っても、議会改革イズムが浸透しなければ、何もなりません。
改善されたことは確かにたくさん存在しますが、本質のところで認識にズレがあるということであれば議会改革の道のりはまだほど遠いのが現状です。とりあえずは、到達点(現状)を把握して、次のステージの議会改革を見据えていかなければなりません。

(提言型ニュースサイト「BLOGOS」ブロガー市議 かいじゅう・つねゆき)

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伊勢じゃーなる

Author:伊勢じゃーなる
「伊勢じゃーなる」は、伊勢を愛し、伊勢をいま以上に住みやすいところにしたいと願う市民が発案しました。 自分たちが知りたい情報を、自分たちの手で集め、自分たちで発信していく。 地域、コミュニティのありかたを、ひとまかせにせず、自分たちで考え創造していく。 自主的に社会生活を営むことのできる市民になるためには、判断材料となる正確な情報が必要です。 既存メディアが明らかにしようとしない事実を、ミドルメディアの力をかりて伝えていくのも、特徴のひとつです。
政治を考える一助となるよう願っています。

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